プレイしていて連想したのは、『ライ麦畑でつかまえて』や『ムーン・パレス』『ウォールフラワー』といった長編、ないしトバイアス・ウルフやスチュワート・ダイベックの短編といったアメリカの「青春小説」たちだった。
あるいは『ラスト・ショー』『ギルバート・グレイプ』『卒業』『普通の人々』『ナポレオン・ダイナマイト』といった「アメリカの田舎町に暮らす若者」を描いた映画、もしくは『青春群像』や『トレインスポッティング』といった「退廃的な若者たちのグループ」を描いた映画にも似ていると感じた。
もちろん「思春期の少女を主人公にしたアドベンチャーゲーム」としては、最近の作品だけでも『BEYOND: Two Souls』や『Life is Strange』といった、より直接的に「近い」ものが存在する。
しかし自分にとってNITWはこれらの「ゲーム」よりも、小説や映画に近い存在なのである。
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