2019/10/25

「近道」しない小説―長嶋有全作感想

現代の日本人小説家の中で、自分が一番好き(だった、と過去形になってしまうのだが)な長嶋有の全小説の感想。
タイトルの後のアルファベットは、個人的な評価。(A=傑作、B=まずまず、C=イマイチ)

2019/10/21

「ゲーム酔い」について考える ~酔い止めで『ポケモンスカーレット』の酔いを克服した話

『ミラーズエッジ』より

世の中には2種類の人間がいる。ゲームで酔う人間酔わない人間だ。

この記事を読んでいるあなたは、おそらく「酔う側」の人間だろう。きっと「ゲーム 酔う」といったキーワードで検索してこの記事を見つけただろうから。酔わない人間は、わざわざそんなワードで検索しない。

安心して欲しい、何を隠そう私もゲームでとても酔いやすい側の人間である。同士よ!

3D画面のゲームは、普通にプレイしているだけで高確率で気分が悪くなってしまうし、場合によっては2Dのゲームですら普通に酔う。私にとってゲームをプレイする上で最大の敵は、強いボスキャラではなく画面酔いである。

この「ゲーム酔い」は体質の問題らしく、「酔わない」人は「酔う」人の感覚がまったく理解できないそうだ。私も小さい頃は気にせず『スーパーマリオ64』などをプレイしていたはずなのだが、いつの間にかこんな体質になってしまった。

残念なことに、ゲームのプレイヤーは「酔う」人より「酔わない」人の方が多いらしい。すなわち、ゲームは「酔わない」人が「酔わない」人に向かって作っている娯楽なのだ。

面白そうだと思って買ったソフトが、3D酔いのせいでろくに遊べなかった……。そんな悲しみを経験したことがある人も少なくないはずだ。

すべての悲しき「酔いゲーマー」のため、この記事では「ゲーム酔い」について考えたい。

2019/10/12

「二度寝」としてのリメイク―Switch版『ゼルダの伝説 夢をみる島』


Switch版『ゼルダの伝説 夢をみる島』をクリアした。

本作は1993年にゲームボーイで発売されたソフトのリメイク。私は原作は未プレイだったが、良くも悪くも26年前のゲームボーイのソフトだと感じながらのプレイだった。