ファイアーエムブレムヒーローズ(FEH)の飛空城で、シーズンごとに3000位以内にランクインすると入手できる「黄金の玉座」を目指すための基礎知識。
- ※以下の記述はすべて2021年5月末時点の仕様に基づきます
飛空城の基本システム
飛空城の基本的な流れは以下の通り。- 「攻撃部隊」を編成する(1部隊5~6人、5セットまで設定可能)。
- 「エナジー(飛空城用のスタミナ)」を消費し、他のプレイヤーが用意した「防衛部隊」のマップで戦闘する。
- 戦闘に勝利すると、攻撃部隊の編成や戦績に応じたレートが獲得できる。
- 他のプレイヤーが自分の防衛部隊とマッチングした場合、その戦績によってレートが減少する。
- シーズン終了時(毎週火曜日午前8時)に、最終レート順に順位が確定する。
それも大事だが、最も順位に直結するのは1戦あたりの獲得レートを上げることである。
端的に言うと、獲得レートのシステムを把握しているかどうかで順位は半分ぐらい決まる。それぐらい重要である(ゲーム内ではロクに説明されていないが、一応公式サイトには解説がある)。
攻撃時:獲得レートの決まり方
獲得レートは攻撃編成と勝利時の戦績によって決まる。自分の編成でいくらレートが貰えるかは、「メニューの仲間→特別部隊編成→飛空城 攻撃部隊編成」の編成画面で確認できる。具体的には、以下の通りである。
基本獲得レートは100
どんな編成でも必ず100レートは入手できる。
ボーナスキャラが入っていれば+20
ボーナスキャラ(ボナキャラ)はシーズンごとに設定されている10体のキャラクター。誰がボナキャラになっているかは飛空城のメイン画面で確認可能。(以下の編成は、すべて↑のボナキャラシーズンを前提とする。)
↑の場合は「天・理・火・水」が対応シーズン。
↑天神階のプルメリアと、天の祝福が付いたキャラ4人がいるため、100+40=140レート。
ボナキャラが攻撃部隊に1人でも入っていると、獲得レートが+20される(ボナキャラが複数入っていても+20のみ)。
↑ではアンナさんがボナキャラなので、100+20=120レートとなっている。なお飛空城のボーナスキャラは闘技場のボーナスキャラとは無関係なので混同しないように注意。
FEHには祝福シーズンという制度があり、週ごと(火曜日午後4時に切り替わる)にボーナスを得られる祝福がローテーションで変わる。
現在の祝福シーズンはホーム画面の左上などで確認可能。
光/天のシーズン中に対応する神階英雄が入っていれば、対応する祝福が付いたキャラごとに+10
ここから少しややこしくなるが、獲得レートを増やす上では重要なのでしっかり理解しておきたい。FEHには祝福シーズンという制度があり、週ごと(火曜日午後4時に切り替わる)にボーナスを得られる祝福がローテーションで変わる。
現在の祝福シーズンはホーム画面の左上などで確認可能。
祝福シーズンは伝承祝福(地・火・水・風)と神階祝福(光・闇・天・理)が2枠ずつ、計4つで構成されている。
伝承祝福のローテーションは不規則(?)だが、神階祝福は必ず光/闇シーズンと天・理シーズンが交互に切り替わる。
この神階祝福のシーズンが飛空城では最重要となる。
仮に天/理のシーズン中だった場合、天の神階階英雄(オルティナ、レギン、プルメリアなど)と、天の祝福を付けたキャラクターを同時に攻撃編成に組み込むと、天の祝福を付けたキャラ1体につき獲得レートが+10されるからだ。
この神階祝福のシーズンが飛空城では最重要となる。
仮に天/理のシーズン中だった場合、天の神階階英雄(オルティナ、レギン、プルメリアなど)と、天の祝福を付けたキャラクターを同時に攻撃編成に組み込むと、天の祝福を付けたキャラ1体につき獲得レートが+10されるからだ。
更に対応する神階英雄が複数入っていると、レート上昇効果はその分重複する。
仮に天シーズでレギンとプルメリアが同時に攻撃部隊に入っていれば、天祝福のキャラ1体につきレートは+20される。
↑基本の100に加え、ボナキャラ補正の+20、さらに天祝福のキャラが3人なので20×3=60、合計180レート。これを基本値として狙いたい。
シーズン中の伝承英雄でもレート上昇効果は得られる
例えば上記のように「天・理・火・水」の祝福シーズンだった場合は、火の伝承英雄である伝承セリカを入れてもレート上昇の恩恵が得られる。
↑対応シーズンでなければ、レート上昇はしない点に注意。
「特別枠」の6人目に入れたユニットはレート変動に影響しない
レギンなど一部の神階英雄は、メンバーに入れると編成ユニットの枠が5人から6人に増えるという効果を持つ。
ただし、ここで増えた6人目の枠は獲得レートに影響しない。
↑天祝福キャラが5人だが、200レートになったりはしない。神階英雄の限界突破数ごとにレート+1
↑ではオルティナが1凸なので、100+1=101レート。勝利時、自軍の撃破されたユニット×20だけ獲得レートが減少
以上を基本の「最大獲得レート」とした上で戦闘が始まり、自軍が誰も撃破されずに勝利できた場合は、「最大獲得レート」をそのまま獲得できる。しかし戦闘によって自軍のユニットが撃破された場合は、その数×20だけ獲得レートが減少する。
ただし、攻撃側(光・天)のボナキャラ神階を編成に入れていた場合は、1体撃破されただけならレート減少が発生しない。
天界では全員生存でクリアするとレート+10
位階31以上の「天界」で戦う場合のみ、更に全員生存ボーナスが付く。
で、どう編成すれば良いの?
長々と書いたが、金玉座を狙うには、ずばり「光/天の神階英雄を1~2人」に加え、残りを「光/天の祝福付与キャラor対応シーズンの伝承英雄」で埋めた180レート構成が飛空城の基本的な攻撃編成となる(天界の場合は全員生存ボーナス+10を含め190レート)。神階が1人しかいないと160レートが限界なので、天界や金玉座を狙うにはなんとか2人以上の神階英雄を入手するところから始めたい。
エナジー施設を(ほぼ)全て破壊し、16回攻撃を目指す
飛空城で攻撃するにはエナジーを50消費する必要がある。
シーズン開始時のエナジーは250。その後、1日(午後4時)毎に70ずつ回復していく(泉が最大レベルの場合)ので、250+70×6=670エナジーが確実に得られる。
670エナジーあれば、50エナジー消費の攻撃が13回できる(20エナジー余る)。
670エナジーあれば、50エナジー消費の攻撃が13回できる(20エナジー余る)。
これに加えて、戦闘中にエナジー施設(水瓶と泉)を破壊すると、1つにつき5エナジーが回復する。2つ破壊すると1戦闘で10エナジー回復できるので、13戦闘すべてでエナジー施設を破壊すれば、130エナジー回復できる。ここに余った20エナジーを足すと150エナジーとなり、さらに追加で3回攻撃できる。
つまり飛空城の1シーズンで可能な最大攻撃回数は16回であり、16回攻撃するにはほぼ全ての戦闘でエナジー施設を破壊する必要がある。
※現在はエナジー消費と獲得レートを倍にする「2倍攻撃」システムがあるので、それを使う場合は8回攻撃。
※「ほぼ全て」と書いたが、正確には最終日までに20エナジー分(1倍攻撃の場合は4個、2倍攻撃の場合は2個)までは施設破壊を取りこぼしても、16回目の攻撃は可能。
14~15回目の攻撃は普通にプレイしていても可能なことが多いが、16回目の攻撃を狙う場合は施設破壊をほぼ取りこぼすことができない。
つまり飛空城の1シーズンで可能な最大攻撃回数は16回であり、16回攻撃するにはほぼ全ての戦闘でエナジー施設を破壊する必要がある。
※現在はエナジー消費と獲得レートを倍にする「2倍攻撃」システムがあるので、それを使う場合は8回攻撃。
※「ほぼ全て」と書いたが、正確には最終日までに20エナジー分(1倍攻撃の場合は4個、2倍攻撃の場合は2個)までは施設破壊を取りこぼしても、16回目の攻撃は可能。
14~15回目の攻撃は普通にプレイしていても可能なことが多いが、16回目の攻撃を狙う場合は施設破壊をほぼ取りこぼすことができない。
1回攻撃回数が増える=160レート近くのアドバンテージは非常に大きく、天界維持や玉座を狙うなら16回攻撃はほぼ必須である。
ノーデスで勝てそうでも施設破壊ができないのであれば、脱出の縄梯子を使って降参してやり直してもいいだろう。
防衛時:減少レートの決まり方
最後に防衛時のレート減少についても箇条書きでまとめる。- 基本減少レートは100。
- ボナキャラの防衛神階が編成されていたら、減少値が-20。
- 防衛神階とそれに対応した祝福orシーズン中の神階がいれば、防衛神階1人につき減少値が-5。
- もし闇神階が1人、闇の祝福キャラが4人の編成なら、5×4=20軽減される。
- 防衛時、敵を1体撃破するごとに減少値が-20。
- セイロスなど一部の防衛神階は編成枠を拡張する効果を持つが、拡張枠のキャラはレート減少軽減に影響しない。
仮にボナキャラ防衛神階を含む神階2人&対応祝福キャラ4人の編成が取れれば、レート減少の基本値は100-20-5×2×4=40となる。
まとめ
- 金玉座・天界維持を狙う場合は、神階2人(以上の)180レート構成が前提。
- 16回攻撃を目指す。エナジー施設が破壊できなければ、脱出の縄梯子を使ってやり直しも視野に入れる。
- ボナキャラの攻撃神階がいれば1デス時のレート減少は軽減できる。死亡数より16回攻撃する方が重要。
- 防衛は、可能な限りボナキャラ含む防衛神階を入れて、レート減少基準値を下げると安定する。