最も強いポケモンが生き残るのではない。最も賢いポケモンが生き残るのでもない。最も環境に適応できるポケモンが生き残るのである。
C.ダーウィン『ポケモンの起源』
- その1(縛りルール・バッジ1つ目まで)
- その2(バッジ2つ目まで)
- その3(バッジ4つ目まで)
- その4(バッジ6つ目まで)
- その5(バッジ8つ目まで)
- その6(ファイナルトーナメント前まで)
- その7(ラストバトル前まで)
- その8(クリアまで)←今ここ
最終決戦!
ガラルを揺るがす大騒動に片を付けたら、今度こそ本当にチャンピオン・ダンデとの頂上決戦。本来ならここも、まず
正面からぶつかってこそ、勝利に意味がある! 大丈夫、ここまで来たみんななら、どんな相手だって必ず勝てる!
最終決戦に挑むのはこのメンバーだ! |
完璧なバランスのこの6体で、必ず殿堂入りしてみせる! |
とりあえず地面技で弱点を突けるインドぞうに交代することにした。
いつか見た対面! |
自分で使っていたくせに技範囲を忘れるトレーナー。 |
さすれば今度はゲン子に交代。「せいなるつるぎ」を無効化し、こちらの「シャドーボール」でまずはギルガルドを撃破!
幸先の良い出だしだが、続いて相手が出してきたのはオノノクス。
なにをしてくるのか読めないので、とりあえず瀕死のインドぞうを出して様子を見ると、「げきりん」を撃ってきた。
当然インドぞうはやられるが、これはチャンス!
フェアリータイプのサーナイトを出せば、相手の「げきりん」を無効化し、安全に「めいそう」を積めるぞ! と喜び勇んで繰り出す。
無効タイプを使ったテクニカルな戦い! |
倒れるサーナイト。困惑するトレーナー。「げきりん」は数ターン攻撃し続けるはずなのに、な、なぜ?
(※オーキド博士のポケモン講座――「げきりん」「あばれる」などの操作不能技は、無効化されると次ターンから行動可能になるのじゃ!)
予想外の自体に露骨に動揺したトレーナーは、続いてゲン子を出し「みちずれ」連打でなんとか相手を落とそうという捨て身の戦法に出るも、相手の方が早く、またもげきりんで一撃。ゲン子成仏。
オノノクスにより3体落とされ、一気に絶体絶命まで追い詰められてしまった。
しかし、残りの3体は最初の街からの相棒たち。絶対に……自分はこいつらとチャンピオンになるんだ!
追い込まれた騎士の力を見よ! |
4体目はガマゲロゲ。「ダイナックル」でカモネギの攻撃は上がっているものの、HPもかなり削られているので、ここはノリさんにチェンジ。
4倍になる草技でここも撃破し、ついに残りポケモン数が逆転した。
勝機が見えてきたぞ! |
ラストはリザードンだとわかっているので、もうノリさんに役割はない。後続につなげるために「じならし」を撃った……がなぜかすばやさが下がらない。な、なぜ?
(ククイ博士のポケモン講座――ドラパルトの特性は「クリアボディ」だぜ!)
そしてドラミドロの「かえんほうしゃ」で火葬されるノリさん。最初に貰ったポケモンがやられたことを悲しむ暇もない絶体絶命のピンチ。
繰り出すのはもうカムカムしかいない。なんとか「かみくだく」で撃破を狙うが……。
(マグノリア博士のポケモン講座――ドラパルトは今回の600族ですから、技範囲が広いのですよ。) |
最後に残ったのは……。
決死(文字通り)の攻撃…… |
刺し違えたが…… |
(ホントの)最終決戦!
遂に恐れていたことが起きてしまった。レギュラーメンバーの全滅。戦力の著しい低下、そしてなによりトレーナーの精神的打撃。
しかし、ここで負けを認めるわけにはいかない。カモネギやノリさん、そして散っていった40体以上のポケモンのためにも、絶対にチャンピオンに勝たなければならないのだ。
確かにみんなはやられてしまったが、その戦いによって今の自分の手には「情報」という最強の武器がある。
守るものがある限り……トレーナーとポケモンたちは、立ち上がる!
(再)最終決戦に挑むのはこのメンバーだ! |
しかし生半可なフェアリーや氷では、相手の技範囲の広さで弱点を突かれて返り討ちになってしまう。
ここはいっそ、こちらもドラゴンのオノノクス(NN:オノノノノ)を使い、「りゅうのまい」で素早さと攻撃を上げた状態から「げきりん」で一気に突破する戦術を狙うことにした。
「りゅうのまい」さえ使うことができれば、相手のオノノクスより速くドラゴン技を撃てるはずだ。
更に保険として、「こだわりスカーフ」をもたせたジャラランガ(NN:ララランガ)も用意した。敵を撃ち漏らしても、上からの高火力でトドメを刺すのが役割である。
またオノノノノとララランガには、最後に出てくる(はずの)リザードン対策として「がんせきふうじ」を持たせておいた。他に岩タイプのポケモンはいないので苦肉の策でもあるが……。
相手はエースバーンとリザードン、炎が2体いるので「もらいび」持ちのシャンデラ(NN:カメヤマ)もパーティーに加えた。水タイプも欲しかったので、シャワーズ(NN:あわーず)、ガマゲロゲ対策に草タイプのリーフィア(NN:ふぃー)も追加。最後のムゲンダイナ(NN:ほぼドラミドロ→ほぼミドロ)は、負けそうになったときに「こいつをキョダイマックスさせてガラルを滅茶苦茶にするぞ?」と脅迫する要員である。
今度こそ、絶対に勝つ! これで負けたらマジで詰む。 |
まずは何をおいても「りゅうのまい」。一方相手は、「キングシールド」で様子を見てくるかと思ったら、いきなり「シャドーボール」をぶっ放してきた。
しかし7割ぐらいのダメージで耐え、反撃の「かみくだく」でギルガルドを一撃!
そして2匹目に出てきたのが、因縁のオノノクス。
この戦いが、試合を左右する……! |
みんなの掴んだ情報のお陰だ! |
更に4体目のガマゲロゲも、等倍のまま一撃。
オノノノノのげきりんはつよい! |
よく考えればキーのみ持たせときゃ良かったな……と今更思ったが仕方ないのでそのまま「がんせきふうじ」で攻撃するも、4割ぐらい残る。
よく考えればげきりん撃ったほうがダメージ大きかったかな……と今更思ったが仕方ないのでそのままエースバーンに倒してもらう。オノノノノ、大往生。
しかしオノノノノの大活躍で、残る相手は炎タイプ2体のみ。
まずあわーずを繰り出し、「ねっとう」で止めを刺す。
いよいよダンデの最後の一体、リザードンが登場。
なんだか懐かしい気持ちになる対面。 |
ここは慎重にダイマックスのターンを凌ぐべきだ。まずはふぃーを繰り出す。
最後の関門! フシギバナはガラルにいるのだろうか……? |
……と思ったら、相手は飛行技の「ダイジェット」を撃ってきた。いや、まあそっちも抜群だけどさぁ……。
まさかの炎技を撃たないリザードンに翻弄される。 |
これで3体目がやられたが、ダイマックスのターンも終了。いよいよ、終わりの時だ!
これで、決める! |
終わらせろ、ララランガ! |
ララランガには効果抜群。もしひるんだら、一気に勝機が無くなってしまう……!
固唾を呑む観客。静まり返るスタジアム。
果たして……?
しかし なかまたちの おもいが ララランガを ささえた!▼ |
ララランガのダイロック! |
奇跡……奇跡の逆転勝利です! |
新たなチャンピオンの誕生だぁ!! (※ダイマックスしてれば元からひるまないようです) |
今回の戦死者
相棒。草単が少し不安だったが、意外にも器用な技範囲で幅広い相手と戦うことができた。攻撃技が揃っていたので、「とつげきチョッキ」を持たせることで特殊相手でもある程度受けられた。こんなことになったのが、残念でならない。
もうひとりの相棒。攻撃力が高く、格闘アタッカーとして安定して活躍してくれた。進化が遅かったのと、最後までメインウェポンが「かわらわり」だったのが少し辛かったが、「つるぎのまい」を積むことができれば無類の火力を発揮してくれた。こんなことになったのが、残念でならない。
上の2人に継ぐ初期からのメンバー。理想的な性格で、見た目によらずそこそこ素早さもあるため、攻撃範囲が広い頼れるアタッカーだった。草4倍で相手のサブウェポンにヒヤヒヤさせられたのも、今となってはいい思い出である。こんなことに(以下略)。
古参3人が全員物理型なので、特殊アタッカーとして採用。パーティーに足りない部分にぴったりフィットし、流石のスペックを見せつけた。「げきりん」の仕様に関しては、本当にすまないと思っている。「うっかりや」なトレーナーを許して欲しい。
いざとなれば「みちずれ」連打で強敵を落とせるだろう、とセコい事を考えてのパーティーインだったが、不発。悪いことはできない。
ライチュウやゴースにきぜつさせられる子。フェアリー対策に入れてみたが、一番活躍したのはムゲンダイナ戦だった。
最終決戦で散った面々。草葉の陰から、旅の終わりを祝っていて欲しい。
今回の生還者
【最終結果】
みつけたポケモン……298匹!
つかまえたポケモン……109匹!
ぎせいになったポケモン……46匹!
オーキド博士の評価……
トレーナーとしての
しじりょくがたりん!
いろいろな しゅるいの
ポケモンを たたかわせるのじゃ!
クリアした感想
発売日から2週間ほどでクリアしたが、とても楽しんでプレイできた。ポケモンは初代からやってるけど、もしかしたら今回が一番楽しめたんじゃないかと思うぐらい面白かった。「ひんしになったら即逃がす」という
また今作は登場する野生ポケモンの種類が豊富で、特にワイルドエリアで高レベルの野生ポケモンをたくさん捕まえることができるため、メンバーに欠員が出ても補充が用意で、ポケモンの頭数が足りずに困ることもなかった。
何より、普通にプレイしているときとは比べ物にならないぐらいたくさんのポケモンを捕まえ、バトルで使うことができたのが良かった。
今作は「すべてのポケモンが登場しない」ことが発売前から物議を醸していたが、皮肉なことに、これまでやった作品の中で一番「ポケモンの多様性」を感じることができた。
やはりゲームというのは「どう楽しませてくれるか」ではなく「どう楽しむか」という工夫と心持ちがいちばん大切なのだと改めて思った。
本当にポケモンたちとガラル地方を旅しているかのような、幸せな2週間だった。興味があれば、是非この縛りプレイをやってみて欲しい。
あなたの相棒が最後まで生き残るにせよ、そうでないにせよ、必ず、心に残る印象的な旅になるはずだ。